HF AM同好会 自作真空管送信機と五球スーパーで40年前にタイムスリップ JR1KQU JA2OZE/mobile 「HF AM通信へのお誘い」

JA5BRN局 樫福OM、秘密の3757/7195kHz用アンテナ



 AM通信愛好家の皆様には製作意欲満々の方が多く、当然工作のスピードが早く、あっというまに完成と。昔から送信機、受信機、アンテナ、この3つがうまくマッチングとれた時、たとえ、QRPの電波といえど、素晴らしく強い電波となって、全国津々浦々まで飛んでゆくわけです。
 しかし、なかなか、ずっとQRTされてて、受信のみされてた方にとっては、これだけ皆さんの電波が良く来てるので、まぁ、適当なアンテナつなげば、そこそこ飛ぶだろうとの考えの方もいらっしゃるようです。
 確かに、電線がつながってれば電波は空に、いい加減なアンテナでも外国まで飛んでゆくのも事実なんですが?!

 そこは、アンテナの不思議なところなんですね、先に、JA5BRN/1樫福OMに、かしふく号のモービルアンテナのシステムを公開いただきましたが、拝見して、直感的に「お主出来るな!!」と感じました。樫福OMは、7メガはなんちゃってツェッペリンアンテナご使用との事ですが、なにか、秘密の箱をシャックにおいて、ワンタッチで3757にもお出ましに、いつも良く来てるんですよ!

 なかなか敷地の関係で3.7のアンテナはあげられない方も多いので、是非とも、秘密を公開していただけるようにお願いしました所、快く応じていただきました。
 このやり方は、私の知る限り本邦初!雑誌などでも目にしたこと有りません。完全オリジナルJA5BRN/1樫福アンテナ博士ならではの製作記事をご紹介していただきました。

 以下、樫福OM3.7/7.195MHz切替型エンドフィードアンテナの構成です。

 エレメント長は約20m(7MHzで1/2λ)。7.195MHzは同調回路で半端長の片側給電アンテナ。3.7MHzは、コンデンサによって短縮し、LCでマッチングを取った1/4波長のGPアンテナとして動作します。何というユニークな発想!!


 この他,現在のモービル用アンテナ群,過去に作成したこれまた共にユニークな、モービル用HF~50MHzミニクワッドアンテナ高利得29MHz1.5段型モービルアンテナも別途紹介いただきましたのでご覧下さい。

3.5MHz/3.7MHz/7MHz3バンド切替型アンテナの回路図


3.7MHz/7MHz2バンド切替型アンテナの回路図

マッチング回路全体の写真.
左から7MHz用コイル,7/3.7MHz切替ボックス,3.70/3.75MHz切替・マッチングボックス
3.70/3.75MHz切替式マッチングボックスの内部 3.70MHzマッチングボックスの内部 斜め下に伸びる20mのエレメント


PDF-LCマッチング回路の定数計算
エクセル表-LCマッチング回路の定数計算表

周波数のセルとコンデンサの容量のセルを入力することで,コイルの容量等が計算できます.


【参考】コイルの直径・巻数・巻き間隔と容量との関係



計算表(画像板)  (PDF版)


EXCEL版コイルの容量計算機のダウンロード

※ インダクタンスの計算式はJL4ENS局「コイルのインダクタンスの計算」を、WindowsXPかつExcel2003以下用の長岡係数の計算式はウィキペディア「長岡係数」掲載の式を、それぞれ使用しました。

WindowsXP以下かつExcel2003以下をお使いの方 ダウンロード
【重要】本計算機の実行には、(有)ピーシーフレンドのフリーウェア「エクセル数値計算ライブラリ」が必要です。任意のフォルダにダウンロード・解凍後,ReadMe.txtをご覧の上、インストールしてご使用下さい。
「エクセル数値計算ライブラリ」のダウンロード

Windows Vista以上またはExcel2007以上をお使いの方 ダウンロード
【重要】 上記長岡係数で使用している「エクセル数値計算ライブラリ」が動作しませんので、長岡係数は、「コイルのインダクタンスの計算」等から計算の上、入力して下さい。


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