押切川(おしきりがわ)のようす(1998年)−Pictures of Oshikirigawa River
 

中流部の押切川のようす

 

←前 この画像グループの一覧 次→



 乱川との合流部から約 5.5km 上流の乱川を下流から上流に向かって眺めたようすです.

 川の流れはまっすぐですが,川幅が狭く感じられます.
 写真右側に写っている川の左岸側(川の右岸,左岸とは,下流に向かって右か左かで呼びます)の川岸は高さの違う3つの面が認められます.

 この3段の面のうち,一番高い面は堤防の上面,2番目のものは高水敷と呼ばれている面で,下流では堤防内の畑や公園になっている部分です.流れのすぐ隣りの一番低い面は,前年秋(1997年9月)の増水よって,河道(低水敷)に石ころが堆積してできた州の上面です.

 年が明けて春を迎えて,州の上面には草が生い茂りました.草の種も,石ころ同様に,川の流れによって運ばれ,堆積します.草の種は,泥と同様に,流れの中を浮かんで運ばれるため,増水の最盛期には,どんどん下流へ運ばれますが,水が引いていく時には州の上面付近では,州をつくって堆積した石ころによって流水の動きが妨げられて,流れが遅くなり,運ばれていた草の種が堆積するため,春になって草が生い茂ることになります.


撮影日:1998/05/20
撮影場所:山形県天童市天童原

キーワード:押切川,河川,中流部,堆積,山形盆地

←前 この画像グループの一覧 次→


戻る

Updated: 00/12/02
E-Mail:kawabe@jan.ne.jp