押切川(おしきりがわ)のようす(1997年)−Pictures of Oshikirigawa River
 

下流部の押切川のようす

 

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 乱川との合流部から約 1km の押切川の様子です.

 河床には泥が堆積していて,植物が生えています.このことから,ちょっとした増水時には,上流から運ばれてきたにごり水が流速が停滞するほど遅くなったことがわかります.

 河川で泥が堆積するには,その場の流れが,泥の粒子を運搬できなくなって沈降させえるほど流速が非常に遅くなったことを示します.その原因としては,実際に川の流れ自体が停滞してしまう場合のほか,植生によって,部分的に流れが妨げられて停滞する場合もあります.

 押切川の場合には,流れ込む乱川の水位が高い場合に,押切川の出口が乱川の流水によって阻まれて,押切川の流水が乱川に流れ出ることができずに,押切川の下流に停滞してしまう,あるいは逆に乱川の水が押切川に逆流することさえあるようです.

 おなじことは,乱川が最上川に流入する部分でも起こっています.押切川の乱川への流出部で,乱川の水位が高くなる理由には,乱川の水位自体が最上川の影響を受けていることが効いていることが大きく影響しているようです.

 同じ場所から上流側をとった写真はこちら

 詳細の画像はこちら


撮影日:1997/11/20
撮影場所:山形県天童市成生大町

キーワード:押切川,河川,下流部,堆積,山形盆地

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Updated: 00/12/02
E-Mail:kawabe@jan.ne.jp